雲雀ヶ岡

【宝珠院】

手水舎

天正年間に創建されたこの宝珠院は周りのお寺と同様、清洲越し、戦争疎開を経てこの地にやってきました。 かつてこの周辺は湿地帯でイヌナシの木が群生していたそうですが、今ではお寺の境内には2本が残るのみで天然記念物にも指定されています。

【須佐乃男神社】

この神社の始まりは1773年、尾張藩士だった西村という人が自宅に祀ったのがきっかけで次第に町民の信仰を集めるようになり、1906年にこの地に移って町全体を守る氏神となったそうです。

【新福寺】

半僧坊新福寺は1885年に中区栄3丁目に建立され、1910年にこの地に移されました。 半僧坊の由来は、方広寺開山禅師の危機を救った弟子が入門する時に禅師から「姿は俗人だが心は僧。故に汝は半僧坊だ」と言われたことに由来するそうです。 この半僧坊は観音様の化身だったといわれており、本尊の阿弥陀如来の頭の中に観音様が納められているのだそうです。 新福寺の本堂の前には宮本武蔵の碑があります。 武蔵は尾張藩主義直に面会し、藩士と剣術試合を行って二刀を使う圓明流を伝えました。 宮本武蔵の碑はこの新福寺と笠寺観音にあるのですが、ここの石碑は「新免政名供養碑」と呼ばれ1793年の武蔵百四十九年忌の法要の際、円明二天流を伝えた左右田邦俊五代の門弟市川長之がその門人とともに建てたものだそうです。

【桜誓願寺】

桜誓願寺は1572年に清須に建立されましたが清洲越しによって白川へと移り、戦時中にこの地へ移転しました。 境内には比叡山の桜が植えられていることから桜誓願寺と呼ばれるようになったそうです。 境内には開運・厄除の身代わり地蔵尊などが安置されています。